徹底した客観性を育てる方法

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自分ではうまくできたと思っていたにも関わらず、結果的に上手くいかないということはないでしょうか。仕事では次のような例です。

自分では素晴らしいドキュメント(資料)ができたと思って、上司にレビューを依頼して次のように言われることはないでしょうか。

  • 言いたいことが分からない
  • そもそもこの資料で伝えるべきことが違う

結果的に最初から資料を作り直すことになるというのは、よくあることではないでしょうか。

そんな時に上司から言われる言葉のひとつに、「相手の立場で考える」というアドバイスを貰うことがあります。要は客観的に自分の作成した資料を見直すことで、資料の品質を高めるということです。

しかし「相手の立場で考える」というのは非常に曖昧なアドバイスで、なかなか客観的に考えることができるようになりません。

今回は、「徹底した客観性を育てる方法」を紹介したいと思います。

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徹底した客観性を育てる3つの方法

徹底した客観性を育てるためには、3つの方法があります。

  1. セルフモニタリング
  2. クリティカル・シンキング
  3. 知的謙遜

1つずつ解説したいと思います。

1.セルフモニタリング

セルフモニタリングとは、自分の行動・思考・感情を観察・記録することで、自分がどのような人間かを客観的に把握する方法です。

例えば、家計簿をつけることもセルフモニタリングに当たります。
家計簿をつけるだけで、自分がどのようなものにお金を使っているか把握できるようになり、
自分自身のことを客観的にとらえることができるようになります。
マッコーリー大学の調査によれば、家計簿をつけ続けているひとは概してセルフコントロール能力が高いことが分かっています。

つまり「何かを記録する」という行為を行うことで、客観性を育てることができるのです。

仕事で成功したいのであれば、仕事の日記をつけることがよいでしょう。
すべての行動・思考・感情を記録することは難しいため、自分が今日一番うまくいったことを記録する方法がおすすめです。

具体的には次のようなことを記録することがよいでしょう。

  1. 時刻(開始~終了)
  2. どのような行動をして、仕事がうまくいったか
  3. 誰と行動したか
  4. どれぐらい「快楽」を感じたか(10点満点)
  5. どれぐらい「やりがい」を感じたか (10点満点)

1~3は行動を記録し、4~5で思考・感情を記録します。
このように記録し続けることで、自分がどのようなことに「快楽」や「やりがい」を感じるのか把握することができるようになり、自分を客観的に見つめることができます。

併せてどのようなことに困難を感じたか、それをどのように乗り越えたかを記載すると、
同様の問題が起きた際に振り返ることがで、次回は素早く解決することができます。

2.クリティカル・シンキング

クリティカル・シンキングとは、「物事を批判的にとらえる思考法」を指します。
何か困ったことが起きたときに、「この問題の要点は?」、「別の人の視点から考えたらどうなる?」ということを考えることです。

クリティカルシンキングを鍛える方法は次の3つです。

  1. 事前に質問集を作成し、トラブル時に利用する
  2. トラブルを他人事として考える
  3. 他人の目を気にしながら判断する

1.事前に質問集を作成し、トラブル時に利用する

トラブルが起きた際にクリティカル・シンキングを行うことは難しく、事前にクリティカル・シンキングを行う方法を持っておくことが非常に大切です。

質問集①

  1. 今自分の身に何が起きているか?(現状把握)
  2. どの問題が重要なのか?どの問題は重要でないのか?(原因を特定)
  3. 見逃している問題はないか?(原因の漏れを確認)
  4. 問題に対する他の視点はないか?(解決策を考える)

他人から指摘された場合は、「誰が言ったことなのか?」も併せて把握してください。
なぜなら人間には利害関係があり、指摘した人だけが問題だと思い込んでいることもあります。
人によっては問題であるが、ある人から見れば問題でないことはよくあることです。

質問集②ソクラテス式問答法

下記の質問を声に出して自分に対して質問を行います。
(声に出すことが難しいときは、紙に書き出しても、効果があります。)

  1. 明確化の質問(トラブルを具体化・明確化する)
  2. 前提調査の質問(トラブルがどのように発生したかの前提を調査する)
  3. 具体的な証拠をあげる質問(例.具体、類似、原因で新しい視点を見出す)
  4. 視点の質問(他の見方はないか、他の人が見たらどのように見るか)
  5. 影響と結果の質問(トラブルが他のモノ・ヒトにどのような影響を及ぼすか)
  6. 疑問のポイントに対する質問(煮詰まったときに使う疑問に対する疑問⇒背景・動機・理由・時期を明確化)

2.自分のトラブルを他人事として考える

自分のトラブルを自身の友人の問題として考えてください。
そのような視点を持つことで、冷静に問題を把握することができるようになります。

また自身のトラブルを架空の人物であればどのように考えるか考えることも非常に効果的です。

3.他人の目を気にしながら判断する

できるだけ周囲に人がいる状況で判断を行うことで、客観的な判断を行うことができる可能性が高くなります。 なぜなら、私たちの脳には、他人の目を気にすると、主観的な考え方を避けようとする心理的なシステムが備わっているためです。

3.知的謙遜

知的謙遜とは、「自身に充足している知識と不足している知識とを明確に自覚し、自身はまだまだということを受け入れて、不足している知識を学び続ける姿勢」を指します。

自身の知識に対して自信過剰になると、自分は正しいと主観的になり、客観的にものごとを見ることができなくなります。

知識が不足している人ほど、「自分は他人よりも優秀だ」と過大評価する傾向(ダニング=クルーガー効果)が高くなります。そのような恥ずかしいことにならないようするためにも、知的謙遜を鍛えることは非常に重要です。

今回は知的謙遜を鍛える方法を紹介します。

他人が理解できるように説明する

自分が理解したことを他人が理解できるように説明しましょう。

他人が理解できるように説明しようと準備をすると、意外にも自身が理解できていないことに気が付きます。特に細部が気になるようになります。

参考

無理なく限界を突破するための心理学 突破力 単行本(ソフトカバー)

本書には具体的なバイアスやバイアスから逃れるテクニック、トレーニング方法が紹介されています。何度も読むことで「バイアス」に囚われにくくなります。是非、買って読んでください。

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